11月11日(金)、青森市において、組合青年部全国講習会が行われました。
本県からは、佐藤会長、事務局が出席いたしました。
また、復興支援として、全国講習会会場において東北の物産展が行われ、岩手県菓子工業組合青年連合会様にご協力いただきました。
基調講演は(協)八食センターの取り組について専務理事よりご講演いただきました。
青年部の事例発表で福井県青年中央会の寺本会長より、「どうせ買うならの取り組み」について発表いただきました。
要旨は下記のとおりでございます。
【講演会】
「(協)八食センターから見る共同店舗の経営」
協同組合の設立から携わった経験や共同店舗経営における考え方および事務局機能について講演。
共同店舗においては事務局も組合員と対等の立場で経営に参画していくことが事業継続のポイントである。
組合員からの賦課金から組合事務局職員の人件費が捻出されている状況では対等な立場、活発な意見のやり取りはできない。
共同事業(当組合においては直営会社の経営)を通じて利益を確保していく事が必要であり、まさしく経営の意識が必要である。
【発表】
■「どうせ買うならの取り組み事例」
福井県青年中央会の寺本会長より、青年中央会活動について発表。
会の機能を強化するためには、会員同士が顔と名前が一致するくらい相互のコミュニケーションが活発でなければならないとの考えから、講習会や全体会議を年間を通じて複数回開催するほか、ソフトボール大会や、自らの業界を会員のほか一般にも幅広く知っていただくための青年中央会まつりを開催。
会議およびレクリエーション、青年中央会まつりへの参加率は80%以上と高い割合となっている。
高い割合を保つためには
・事務局主導ではなく役員主導で会議等が運営されている。
・会議等を開催する際は必ず会員企業を会場として開催し、お互いがどのような企業活動を行っているかを共有する。
といったように、人からお膳立てされるのではなく自らが運営するという意識をもって取り組んでいくことがポイントである。
■「ぐるなび復興支援助成金の活用について」
グルメ口コミサイトであるぐるなびより資金提供された同支援制度について説明。
対象は青年中央会や会議所青年部等の団体とし、食を通じての被災地復興支援に繋がるものとした。
助成金の上限は50万円、対象期間は3月末までに実施・完了すること。
ex)今回の全国講習会において被災県の地酒が懇親会で振舞われたが、その地酒の購入資金は当助成金制度を活用。
【ディスカッション】
「有事の際に青年中央会が取りうるアクション」
10グループに分かれ、上記テーマについてディスカッションをおこなった。
各グループの発表内容として主なものは下記の通り。
■情報の共有を中心としたネットワークの構築を行うにあたり、全青中がハブ機能を担うことになるが、複数拠点を設けハブ機能を分散化させることで全青中がダウンしたとしても機能できるようにすること。
■被災地からの情報発信と青年中央会を通じた情報の拡散
■支援物資の効率的把握と収集、配布
■異業種が集まる団体としての総合的な情報収集
■何時何があるかわからない。精一杯経営を楽しみ、人との繋がりを大切にしていこう。